平塚を舞台にした、ユーモア・ミステリーの第2巻です。
作者は、東川篤哉です。
「謎解きはディナーのあとで」といった作品が有名なミステリー作家とのことです。
作品では実在するまちを舞台にすることが多いそうですが、この作品が平塚を舞台としたのは担当の編集者が平塚出身という理由です。
詳しい経緯などは、第1巻の時に実施された湘南ジャーナルのインタビューに記されています。
今回登場した施設や地名は、このようなものがありました。
平塚駅 | 平塚警察署 | 平塚競輪場 |
明石町 | 田村(田村町) | 虹ヶ浜(虹が浜) |
上吉沢 | 山の神 | 山入口 |
相模川 | 神川橋 | 湘南平 |
花水川 | 花水川橋 | |
国道1号 | 国道134号 | |
花水老郷 | 老郷 | 平塚八幡宮 |
湘南平や酢湯麺(すたんめん)などについては、結構詳しく記されています。
物語に関わるところではありますが、作者の平塚への愛情が感じられます。(笑)
平塚をネタにいじっている箇所で面白かったのは、「七夕以外これといって季節感のない平塚の街」や「湘南の外れ」です。
今回は、全体的にはおとなし目だったでしょうか?
今巻を読んで、平塚が舞台なら多少イメージの悪いことでも許される(使用できる)ということが分かりました。(笑)
作品(特にキャラクター)と舞台が、繋がったような印象を受けました。