ヘッダー画像を更新しました。
「シーズンオフの湘南ひらつかビーチパーク」です。
湘南ひらつかビーチパークの近くにある記念碑です。
1985年に、神奈川県、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、大磯町は、湘南海岸地域の21世紀を展望した「湘南なぎさプラン」を策定しました。
その中で、砂防林の形成には、クロマツに常緑広葉樹を混交密植した多層林が湘南海岸の自然環境に相応しいと分かりました。
そこで、神奈川県民に直接参加してもらい、砂防林の整備事業(植樹フェスティバル)を実施しました。
1987年3月には1万4千人、1990年2月・3月には2万1千人の参加がありました。
その成果を記念し、平塚市在住の彫刻家・内田和孝によりこの記念碑が制作されたと案内されています。
紹介文には、植樹フェスティバルの参加団体も記されています。
「湘南なぎさプラン」のマークです。
中央のシンボルと、それを囲む5つの作品で構成されています。
裏側からの姿です。
通路の先が、湘南ひらつかビーチパークです。
【植樹フェスティバル記念碑】
平塚市高浜台
平塚の中心市街地における通行量の考察です。
2013年に、「平塚の中心市街地の通行量」の特集を実施しました。
10年後となる今年、どのような結果になるのか確認しました。
利用したのは、平塚市HPの「商業アンケート調査」で公開されている「令和4年度中心商店街通行量調査」のデータです。
平成2年から令和4年までの間で、12年分の調査データが記されています。
平日と休日の調査日を設定し、歩行者(自転車を含む)通行量を計測しています。
対象時間は、10~19時の9時間です。
調査地点は、次のようになります。
令和4年度の実施は、平日が2022年12月2日(金)、休日が12月4日(日)です。
結果は、次のようになっています。
報告書の中には、経年変化比較表があります。
12年分の通行量調査データを、経年変化で表したものです。
歩行者通行量調査結果総括表に、「平日休日比較」があります。
「平日-休日」の人数の差と、「休日/平日」の割合が算出されています。
これによると、休日より平日の方が通行量が多い地点は、18地点中13地点でした。
「平塚の中心市街地の通行量」の「平日と休日の通行量の比較」では、大部分の調査場所で平日の方が多くなっていましたが、その傾向は変わっていないようです。
また、過去年との比較をしました。
令和4年(2022年)は新型コロナウイルス感染症拡大の影響があったため、1つ前の令和元年(2019年)のデータを利用しました。
平成2年と令和元年の両方のデータが存在する15地点に対して、通行量の変化に応じて着色しています。
令和元年の方が平成2年より通行量が50%以上増加 | 青 |
令和元年の方が平成2年より通行量が20~50%増加 | 水色 |
令和元年と平成2年の通行量の変化が-20~20% | 黄 |
令和元年の方が平成2年より通行量が20~50%減少 | オレンジ |
令和元年の方が平成2年より通行量が50%以上減少 | 赤 |
平日の結果です。
休日の結果です。
これから分かるように、湘南スターモールやパールロードといったメインストリートを含む中心部で、通行量が大きく減少しています。
逆に通行量が増加しているのは、その周辺です。
「平塚の中心市街地の通行量」の「商店街による通行量の比較」では、中心市街地の回遊性が低いことを指摘していましたが、中心市街地の吸引力の低下は著しいようです。
中心市街地の魅力低下は、日本各地で見られる現象です。
それに対して様々な変化が出てきている今、平塚はどういった方向に進むでしょうか。
桃浜公園に建てられている碑です。
「しづかに時の過ぎてゆくのをみるのは しづかな流をみるやうにしづかである」という句が記されています。
作者の直筆とのことです。
大正から昭和時代を中心に活躍した作家・中勘助は、1924年(大正13年)~1932年(昭和7年)まで平塚の龍城ケ丘に家を建て、暮らしていたそうです。
その頃に執筆された「しづかな流」では平塚での生活が数多く描かれているということで、冒頭の一句が碑に刻まれています。
2018年(平成30年)5月に建てられ、比較的新しいです。
平塚では近年、中勘助の功績を学び広める活動が盛んになっており、寄付や助成などを用いて実現されたそうです。
【中勘助文学碑】
平塚市桃浜町34-18 桃浜公園内