碑には歴史が刻まれており、平安時代には空海が来航したという伝説が記されています。
江戸時代には、千石船による物資の交流で、商業地として大いに栄えたそうです。
また、この地を指して、「河海の雄大にして変化に富む眺望は湘南最大の観光地としてあまねく世人の知るところとなったことはよろこばしい」と記されています。
多少の誇張はあったとしても、この碑が建てられた昭和41年の頃は、それほどの賑わいがあったものと思われます。
この地は、現在は「朝霧河畔緑地」と呼ばれています。
湘南潮来の碑の他にも、幾つかの珍しいものが見られます。
相州須賀湊の碑のすぐ隣には、「舟繋石(ふなつぎのいし)」があります。
詳しくは分かりませんでしたが、千石船の繋留などに利用されたものかも知れません。
中程には、平塚漁港周辺堤防の竣工の記念碑があります。
時代を反映してか、何とも豪快です。
南端となる港の入口付近には、小さな鳥居と祠があります。
港稲荷神社の方から見た時に気になって、一度見たいと思っていました。
【相州須賀湊の碑】
平塚市千石河岸東
平塚市観光協会:http://www.hiratsuka-kankou.com/shiseki/03shiseki/asakiriryokuchi.html