考察

『湘南』のイメージに関するアンケート」の結果と分析から、考察してみます。

 

葉山、逗子、鎌倉は、湘南であるという意見と湘南でないという意見の両方が、強く存在するようです。

湘南でないのは独自のブランドが強く、イメージが合わないといった感じでしょうか。

「思う」に比べると少ないものの「思わない」が意外と多いのが、それを裏付けます。

自由記述では湘南の印象として「ヤンキー」「ちゃらい・チャラチャラ」「やんちゃ」があったので、違うと考えた方が多かったのかも知れません。

 

藤沢は、自由記述にあった「江の島」「江ノ電」があり、湘南と捉えられやすかったと考えます。

鵠沼など知名度の高い海岸も抱えます。

 

茅ヶ崎は、自由記述にあった「サザンオールスターズ」「加山雄三」があります。

湘南と考えられやすいとは分かっていましたが、この地域の中で最も強く支持されているということは、今回のアンケートによって改めて認識できました。

「思う」は55%を超え、「思わない」は3%強で、ダントツでした。

 

大磯は、葉山や逗子、鎌倉と似た傾向がありそうと考えます。

また、鎌倉などに比べて「分からない」が多くなっており、認知度が若干低い可能性があります。

 

二宮は、「分からない」が38%強と一番多くなっています。

他の地域に比べて、認知度の点でやや劣るのかも知れません。

 

小田原は、「思わない」が40%弱もありました。

位置的な問題と共に、独自のブランドが確立されていることが考えられます。

 

平塚は、どうでしょう?

 

「思う」は20%弱で、9地域中5番目の多さです。

一方で、「思わない」は10%強で、9地域中3番目の少なさです。

「分からない」は、22%強で、9地域中4番目の多さです。

 

スコアは89点で、9地域中5番目です。

正直、「平塚は湘南であるか?」というテーマ・問題を裏付けるような結果となってしまいました。(苦笑)

 

アンケート後に思い出しましたが、東川篤哉の小説「平塚おんな探偵の事件簿」シリーズでは、次のような記述がありました。

さすが著名な作家だと、改めて認識した次第です。(笑)

 

 

「平塚は湘南であるか?」といった問いが笑い話になるような未来を期待し、このテーマは一旦終了します。

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