平塚の西部にひっそりと建つ供養塔です。
江戸時代、千須谷村で大干ばつがありました。
そこで、村を代表した3名が出羽三山(山形県の月山、湯殿山、羽黒山)に向かい、三山参りをしました。
御神水で濡らした手ぬぐいを授けられた3名が帰村したところ、雨が降り始めました。
そこで感謝した村人が、1806年(文化3年)に供養塔を造立したと案内されています。
千須谷村では干ばつがあると供養塔の前で雨乞い念仏が唱えられ、その習慣は近年まで行われていたそうです。
また、金目観音と飯泉観音への道標にもなっていたとのことです。
【出羽三山供養塔】
平塚市千須谷