ひらつか七夕30年のあゆみ

湘南ひらつか七夕まつり」の30周年の記念誌です。

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七夕まつりは、2013年で第63回になっています。

ですので、その歴史の半ば辺りに、作成された書籍となります。

 

発行は、1981年です。

発行者は、「平塚七夕まつり実行委員会」となっています。

(この当時の祭りの呼称は、「平塚七夕まつり」でした)

 

本の中では、1951年(昭和26年)の第1回から、1980年(昭和55年)の第30回の祭りまで、振り返られています。

写真が多く載せられており、当時の雰囲気が伝わってきます。

多くの写真は、モノクロです。

 

年を追っての紹介のため、祭りの歴史がよく分かります。

太平洋戦争後の「復興まつり」からスタートし、様々な困難を乗り越えて30回を重ねたことが、理解できました。

 

とはいえ、基本的には、賑やかな祭りの様子が楽しめるものです。

高度成長時代などの、活気のあるまちや祭りの姿が、紙面から伝わります。

 

後半では、市長や商工会議所の方など、当時の関係者の話が記されています。

七夕まつり誕生の経緯といった真面目な話から、裏話・暴露話的なものまで、幾つかの話があります。

この、隠すことのない本音の話も、貴重な資料となっています。

 

七夕の歴史と共に、当時の人達の想いや取り組みなどを知ることができたことは、とても参考になりました。

想像以上に、たくさんのインスピレーションをもらいました。

 

たまたま安価で手に入れましたが、入手は困難かも知れません。

ただ、平塚市中央図書館などに、蔵書があるようです。

興味を持たれたら、こちらをご利用ください。

 

【ひらつか七夕30年のあゆみ 】

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