平塚駅北口にある柳の木です。
1887年(明治20年)7月11日、東海道鉄道(現在の東海道本線)が横浜から国府津まで延長し、平塚停車場(平塚駅)が開業しました。
それを記念して、駅舎の正面には、一本の柳の木が植えられました。
柳の木は、1923年(大正12年)の関東大震災や1945年(昭和20年)の平塚空襲による駅舎の全壊や全焼にも耐えました。
ですが、1956年(昭和31年)には、とうとう枯れてしまったそうです。
しかし、当時の駅員が、柳の枝を挿し木にして残していました。
そこで同年7月11日に、平塚駅開業70周年記念として、駅前に植栽されたと案内されています。
2009年(平成21年)には、駅前広場のバリアフリー化工事により、移植が必要になりました。
そこで、再び挿し木にした後、現在の位置に植えられたそうです。
足元には、当時の市長による言葉が残されています。
【平塚駅の柳の木】
平塚市宝町 平塚駅北口付近