和菓子屋訪問の旅も、遂に東海道線より南側の登場です。
最初は、「杵若」です。
JR東海道線を貫き、南北に繋ぐ広い通りから少し入ったところにあります。
それほど分かりづらくはないのですが、縦横に道が整備されている分、一旦間違えるとやや苦労します。
店構えは、しっかりとした印象を受けました。
建物は決して新しくはないですが、清掃はもとより細かなところまできちんと行き届いていると思われます。
店内も、表と同様の感想を持ちました。
展示されている商品も多く、ワクワクします。
迷った末に選んだのは、「不老(小豆・抹茶)」(150円)、「ほっくり」(150円)、「サッカーのまちひらつか」(140円)です。
「不老」が平塚市観光協会の推奨銘菓に、「ほっくり」が湘南銘菓となっていました。
「不老」の由来は、西湘の地が「不老の地」と呼ばれたことがあり、元田肇という政治家が「不老にふさわしき逸品」と賞したとあります。
実際、よく作り込まれた菓子だと思います。
砂糖がこぼれやすいという点が贅沢というかやや難ですが、おいしかったです。
購入時、商品と店舗の案内を付けてくれました。
こういうのは、とてもよいですね。
全体を通しての印象は、「伝統をしっかりと守りつつも、新しいことに意欲的に取り組んでいる」感じです。
とても気に入りました。
【杵若】
平塚市黒部丘7-16
湘南ひらつかショップインフォメーション:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/syougyou/shop-141.htm
先日はありがとうございました。
かなりの強行軍となってしまい、反省しています。
近隣地域の中で最も地元研究が遅れている(意識が低い)地区ですので、当面は地元の啓発と高齢者の証言収集に努めます。
「杵若」は先代が大磯の「新杵」から暖簾分けした老舗です。
宣伝をして頂きありがとうございます。店主にも話しておきます。
コメントありがとうございます。
どの件だったかまだピンときていませんが、地元で活動をされているのですね?
お互い、頑張りましょう!!
杵若の情報、ありがとうございます。
参考になりました。
大磯に行く機会ができたら、ぜひ新杵に行ってみたいと思います。
お気に入りの店なので、今後も頑張ってもらいたいです。
お名前から、知り合いの方と勘違いしていたようで大変失礼しました。
杵若さんは立派な息子さんがいて、後継者に確定のようです。
どの個人商店にも共通していますが、後継者の有無と育成は大きいようです。
近くの尼寺「月湘庵」もお薦めです。杵若さんには、「月湘」という饅頭があります。
昭和初期に、小説「銀の匙」で有名な中勘助が、自身の著作「しづかな流」でこの尼寺を記しています。
戦後、曳き屋で向きは変わってしまいましたが、建物自体は当時のものです。
原則、非公開ですが、留守番の方がいれば対応はしてくれます。
情報、ありがとうございます。
仕事柄、後継者問題は、耳にする話題です。
息子さんが店を継がれるということ、喜ばしいです!!
「月湘庵」は、興味をそそられます。
中勘助は初めて知ったのですが、「しづかな流」には平塚海岸の自然が多く描かれているそうですね。
平塚も、まだまだ色々とありますね。