平塚の北東、田村にある和菓子屋です。
田村の地は、平塚と八王子を結ぶ厚木街道の宿場町として、古くから栄えたそうです。
創業は明治3年と、平塚の和菓子屋の中でも一二を争う歴史を持つ店です。
創業時の建物とは違うと思いますが、昔のデザインを採り入れられた店舗となっています。
屋根の形など、こだわりを感じます。
店内は、比較的広いです。
ショーケースが、豊富に並べられています。
ただ、元々なのか時間的なものか、和菓子の種類は控えめだったように思います。
赤飯や紅白餅、せんべいなどが豊富に展示されていました。
購入したのは、「たむら渡し最中(つぶあん)」(150円)、「いちご大福」(200円)、「すあま」(100円)です。
「たむら渡し最中」は、つぶあんと金時あんの2種類があり、平塚市観光協会の推奨銘菓で、神奈川県指定銘菓にもなっています。
「すあま」は、本日限りとなっていました。
最中も美味しかったですが、驚いたのは「いちご大福」と「すあま」です。
どちらも、先入観を覆すほどの柔らかさを持つものでした。
ほどよい甘さで、個人的にはヒットです。
派手さはないものの、特徴ある品々ではないかと思います。
【井筒屋】
平塚市田村6-4-14