平塚市の財政と人口の推移について、知識を得ておこうと考え、少し調べてみました。
参考にしたのは、平塚市のHPの「財政状況」のページです。
決算が出ていた2009年度(平成21年度)までのデータを利用しています。
基本的な金額の単位は、千円です。
歳入と歳出
変動はありますが、概ね700~800億円の規模となります。
ここ近年、歳入が増えていますが、単純に税収が増えたという訳ではないようです。
実質収支と実質単年度収支
実質収支は、歳入から歳出を除いたものから、翌年度に繰り越す分を除いています。
実質単年度収支は、実質収支の前年度からの増減に、積立金やその取り崩し額などを反映させたものです。
実質収支では黒字ですが、実質単年度収支では赤字の年度が多いことが分かります。
地方債現在高
増減はありますが、500億円前後となります。
但し、この金額は普通会計に計上されているものであり、特別会計等を反映させた残高はほぼ倍となるようです。
これは、後ほど登場します。
1998年度の値がないのは、データが不足しているためです。
人口
2006年度までは上昇傾向でしたが、それ以後は横ばいとなっています。
2009年度は、僅かながら減少しています。
近隣市との歳出、地方債現在高、人口の比較
人口や歳出の規模が近い、厚木市や茅ヶ崎市との比較です。
分かりづらいですが、人口は右の軸、その他は左の軸です。
金額の単位は、百万となっています。
人口は平塚市が一番多いものの、歳出は一番人口の少ない厚木市の方が大きいです。
地方債現在高は平塚市が多く、一人あたりでも最も多いです。
財政の健全性といった点では、平塚市は他の2市に比べてやや劣りそうです。