ツインシティとは

神奈川県の紹介によると、ツインシティの整備とは、「全国との交流連携の窓口となるゲートを形成するとともに、環境と共生するモデル都市をめざす都市づくり」です。

寒川町倉見地区と相模川対岸の平塚側地区とを新たな橋で繋ぎ、両地区の機能分担と機能連携を図った一体的な都市を整備するものです。

この内、倉見地区では、東海道新幹線の新駅を誘致することが目指されています。

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(平塚市の「ツインシティ大神地区まちづくり計画」より)

 

2000年3月には、神奈川県で、「ツインシティ基本計画」が策定されました。

2002年4月には、更に具体的な計画として、「ツインシティ整備計画」が策定されました。

平塚市では、2012年4月に、「ツインシティ大神地区まちづくり計画」が発表されました。

 

ツインシティ計画の主な内容は、次のようになっています。

(参考資料「ツインシティ整備計画」「ツインシティ大神地区まちづくり計画」)

 

1.東海道新幹線の新駅を誘致

1970年頃からこの周辺の地域では、東海道新幹線の新駅設置の誘致活動が進められていました。

1996年には神奈川県東海道新幹線新駅設置促進期成同盟会が結成され、誘致先が寒川町倉見地区に決定されました。

 

2.新橋の設置

相模川を跨いで寒川町倉見地区と平塚側地区とを結ぶ、新たな道路橋(仮称「ツインシティ橋」)が設置されます。

 

3.産業系の土地利用(平塚市)

国道129号を中心に、新しい産業や生産・物流施設、研究開発施設などを集約します。

想定規模は、約36万平方メートルです。

 

4.住宅系の土地利用(平塚市)

低層住宅や低中層住宅等を形成します。

想定規模は、約15万平方メートルです。

 

5.複合系の土地利用(平塚市)

商業施設や業務施設などの立地を誘導します。

想定規模は、約17万平方メートルです。

2018年には、イオンモールの誕生が計画されています。

 

6.雇用と居住人口の創出

これらの計画により、平塚側では約6千人、寒川側で約4千人の、合計約1万人の雇用の創出が目指されています。

居住人口は、平塚側で約3千人(平塚市の発表では、約3千3百人)、寒川側で既存人口も含めた約3千人で、合計約6千人となっています。

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ツインシティとは への2件のフィードバック

  1. 栗原健成 のコメント:

    1月17日(金)の13:30~15:30、茅ヶ崎市民文化会館で、ツインシティに関する講演会があります。
    講師は、東京大学大学院の家田仁教授です。
    詳細は神奈川県のHP(環境共生都市課:045-210-6038)にあります。
    あらかじめ予約をされた方が良さそうです。

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