平塚漁港(須賀港)の近く、須賀交番の隣にある史蹟です。
小田原北条氏の時代、相模川の河口に位置するこの周辺の地域は、交通や経済の要衝の地で、直轄地であったと考えられています。
その当時は、「寺町」「川端町」「北町」「横町」「仲町」「南町」「西町」といった町名が、地域に存在しました。
そのほぼ中心に近い辻(十字路)に、掟書を記した木札を掲示する高札場が置かれていました。
そこで、ここが「札場」と呼ばれ、辻が「札の辻」と呼ばれるようになったと案内されています。
市の市町界町名改正の際には「札場町」と定められ、1965年(昭和40年)7月に町名が変更されたそうです。
(地域情報誌の情報)
現在の交差点です。
当時の面影を残すものは、あまりなさそうです。
【札の辻蹟】
平塚市札場町 須賀交番隣