「ダイクマ」とは、かつて平塚に存在したディスカウントストアです。
平塚の多くの市民が知る、特別のような存在でした。
平塚店が立地した通りは「ダイクマ通り」と呼ばれ、その呼称は今でも結構通用します。
しかし、イトーヨーカ堂(セブン&アイ・ホールディングス)グループから離れ、ヤマダ電機の傘下になった後、ヤマダ電機の店に変わりました。
現在では、その店も移転しています。
ヤマダ電機に変わってから20年以上経ち、「ダイクマ」を知らない世代も多くなっていそうと考えました。
そこで、後世への記録として、「ダイクマ」について記してみます。
(情報の多くは、ウィキペディアに頼っています)
ダイクマの主な歴史は、次のようになるようです。
年 | 出来事 |
1922年 | 秦野市で「大熊呉服店」が開業 |
1951年 | 「株式会社奥津商店」を設立し、法人化 |
1952年 | 「株式会社大熊呉服店」へ商号を変更 |
1961年 | 「株式会社だいくま」へ商号を変更 |
1963年 | 厚木店が開店 |
1964年 | 上大岡店が開店 |
1966年 | 上宿店が開店 |
1968年 | 茅ヶ崎店が開店 |
1971年 | 「株式会社ダイクマ」へ商号を変更 |
1975年 | 南平塚店が開店 |
1976年 |
鴨宮店、海老名店、町田トキワ店、海老名店、常盤店が開店 平塚市夕陽ヶ丘に本部を開設 |
1978年 |
渋沢店、大和店が開店 イトーヨーカ堂と資本・業務提携を締結 |
1979年 | 平塚店が開店 |
1980年 | (南平塚店跡にハーフアンドトップ平塚海岸店が開店) |
1983年 | 田奈店が開店 |
1987年 | 日野店、矢部店が開店 |
1988年 | 横須賀店、南平店が開店 |
1989年 | 売上高約1046億円で、日本のディスカウントストア業界で初めて売上高1000億円を達成 |
1990年 | 武蔵村山店、上山店、向ヶ丘店が開店 |
1991年 | 浦和店が開店 |
1992年 | 綱島樽町店が開店 |
1993年 | 入間店、立川店が開店 |
1994年 | 座間店が開店 |
1995年 | 町田店が開店 |
1996年 | (2代目)秦野店が開店 |
1997年 | 府中店、金沢店が開店 |
1998年 | いずみ中央店が開店 |
1999年 | 平和台駅前店が開店 |
2000年 | 磯子店、久里浜店が開店 |
2002年 | ヤマダ電機の傘下になる |
2013年 | ヤマダ電機に吸収合併される |
思っていた以上に、多くの店舗がありました。
多くは神奈川ですが、東京や埼玉にも存在したようです。
1989年2月期の売上高は約1046億円、1995年2月期は1713億円だったそうです。
平塚店は何か特別だったと記憶していましたが、勘違いだったのかも知れません。
創業は秦野市で、開店時期は茅ヶ崎店などの方が早く、平塚店より規模の大きな店舗も少なくないようでした。
ただ、平塚には1976年から本部が存在したそうです。
ダイクマと言えば、CMも有名でした。
YouTubeでも幾つかの動画がアップされており、「ダイクマCM集 80年代~90年代」というものもありました。
ダイクマの名前は消えてしまったのかと思っていましたが、今でも存在するようです。
ダイクマのHPのアーカイブが残っていました。
2002年1月21日時点のHPを見ることができます。
情報源:ウィキペディア「ダイクマ」